南スーダンが世界に教えられること(1)

南スーダンには、「死ぬ前に学校へ行きたい」という人達と同時に、「新しい国に役に立てるように教育を受けたい」という人達も沢山いました。

そんな中、大学を開くために奮闘していた南スーダン人の友人がいます。私財を投じ、セメントを運び屋根を運び、建物を建て、文字通り「一から」大学を建てました。彼の名前はジョン・ボスコ。大学の名前は、South Sudan University of Science and Technologyです。南スーダンの首都、ジュバ(Juba)にあります。

日本の水準ではとても「大学」といえる建物ではないかも知れませんが、セメントなど資材はすべてウガンダから陸路で運ばなければならない環境で、一からこれだけ立派な建物を建てました。

そんな彼の意気込みに感化され、私もスーダンに戻る度に本を運んできたり、講義をしたりとお手伝いをしていました。小さな奨学金を設けることになり、エッセイを書いてもらったら、思った以上の力作が集まり感動したこともありました。

教育を受けたい一心で何時間も歩いて学校に来る人たちですから、その「意欲」がともかくすごいのです。彼らは、辞書もない、電気もない環境の中で独学で英語も身につけます。

国という「セーフティーネット」が存在しない中で、例えば、「英語」というのは外の世界と繋がる手段であり、サバイバルに直結する能力とはいえ、彼らの「生きる力」には、ただただ感心するばかりでした。

余裕があるから教育を受けるのではなくて、限られた収入しかなくても、またはその時間を使って収入を得られる機会をよりも、教育を受けるということを選んで、何時間も歩いて学校へ来るのです。

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つくづく思います。スーダンやバングラデシュの人達はけっして「貧しい人」や「可愛そうな人」ではない ー と。おかれている環境が「貧しい」だけで、彼らは、紛争で家族を亡くしても、たとえ洪水で家も全てを流されても何度も何度も立ち上がる「強い人たち」なんだと。

そんな彼らに「新しく独立する南スーダンが世界に教えられることは何ですか?」というテーマでエッセイを書いてもらいました。(続く)

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投稿者: blossomjp

80カ国以上もの人達が ー文化も言葉も職歴も違う人達が ー アフリカの僻地で出会い、突然「国連軍」として「国連警察」として「国連職員」として仕事を始めることになっった。。。 国連に「出稼ぎ」に来ている人もハーバード卒業の「エリート」もみんな一緒。カオスでにぎやかな現場で80カ国の人たちが一緒に平和を築くためには?!

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