最近、世界では教育におけるイノベーションが急激に進んでいます。
ついにこんな取り組みがはじまりました!
なんと、授業料が完全無料の大学、University of the People
(ユニバーシティー・オブ・ザ・ピープル)が開講です。
同大学のミッションは、
地球上のあらゆる人、
特に途上国の恵まれない人々に対し、
所得、居住地域、人種、年齢、性別等にとらわれることなく、
高等教育へのアクセスを提供すること。
学費の無料化を実現しているのは、ハーバード大学やスタンフィード大学など既存大学の公開講義コンテンツを用いているから。
教育ビジネスの起業家シャイ・レシェフ(Shai Resef)が、Global Alliance for ICT and Development (GAID)の支援をとりつけ、2009年に事業開始、アメリカの四年制大学の卒業資格を出せるようになったとのことです。
入学条件は高校を卒業していること、英語で授業を受けられること。
面白いのは、世界140カ国から参加するクラスメ-トが20名前後でクラスを組み、
オンラインで課題を提出しながら、互いに学び合う仕組みです。
ルワンダの虐殺を生き延びてきた生徒が同じクラスになったり、
パレスチナとイスラエルの生徒が同じクラスになることもあるんだとか。
そんな中で、自然に「敵の国のやつ」が、だんだん「えっ?敵じゃないかも?」と
なっていくこともあるのでしょうね。
そんな身近な友好が一番堅実な「平和」へのステップじゃないかと思ったりします。
あなたがそのクラスの一員だとしたら何を伝えたいですか?どんな質問をしたいですか?
わざわざ大金をかけなくても意欲さえされば高等教育を受ける機会がある。しかも学びようによっては本当の意味でのグローバルな体験ができそうです。
日本からも参加する人が増えて欲しいなと思います!