改めてびっくりです!
世界に対して感謝を述べるためにまとめられた報告書が完成しました。日本が東日本大震災海外の時に海外から受けた支援額は世界一であることが報告されました。
合計額は1640億円にのぼり、2011年にソマリアが国外から緊急人道支援を受けた713億円の2倍以上で、短期間における支援額ではダントツで世界で一位。
合計174カ国もの国・地域が金銭的支援をしてくれ、うち119 ヶ国・地域が日本の ODA 対象国で35 ヶ国が最貧国と呼ばれる国。
99カ国が捜索、医療などの人的支援を提供。中国の救援隊は3月11日には日本行きを求め、12日には全隊員が集結。
この額が世界的にダントツに高いのは、日本がかつて支援した病院や学校、研修OB、留学生による支援、韓国や香港の芸能人の寄付、アート展示会を通じた募金、バイアスロンの選手による優勝金額の全額寄付など個人による支援が圧倒的に多かったからだそうです。駐日バングラデシュ大使館のように職員全員が給料一日分を寄付してくれた例もあったそうです。
一方、課題もありました。
外国政府や国際機関の支援の受け入れは政府が担ったものの、海外のNGOや企業からの支援申し入れは「想定外」だったため、国や自治体、多くの団体で受け取り体制がありませんでした。
結果、
言語を含む海外対応の壁を理由に支援を断ったり、この報告書ができるまで民間企業やNGO、個人の支援を含めた海外からの支援の記録も存在しなかったそうです。
文化的な側面もあって、ある団体が海外の支援でランドセルの購入を希望したところ、支援国の基準ではランドセルは高価だから適切ではないとされたりして、日本の文化と習慣を理解してもらうのに時間がかかったというケースもあったそうです。
支援される側になってはじめて、支援される体験が分かるという面がありますね。支援する側に時にはこの体験を活かしたいものです。
2011年、
世界ではアラブの春や経済危機の影響がありました。この額の大きさを知る時、感謝の気持ちと同時に世界から日本に寄せられた思いを改めて感じます。同じ助け合いの精神がいま世界で助けを必要としている人に届くことをお祈りします 。
Close to the 3rd anniversary of the 2011 Tsunami. The report shows that Japan was the biggest recipient of governmental financial support and individual donation for the past years. The amount offered to Japan was more than twice as much as the amount offered to Somalia. Big gratitude from Japan. May the same interdependent spirit reach all overcoming challenges!!!
報告書・Report(English & Japanese) → http://www.idcj.or.jp/activities/inhouse.html