ハーバード「生徒に最も影響を与えた教授」が教えるリーダーシップ(1)

【地球時代のリーダーシップ(1)】

とっても刺激的な3日間を過ごしました。彼の一流っぷりにすっかり心が揺さぶられてしまいました。一流とは学び続ける人のことを言うのですね。リーダーシップとは「境界」に関係することだった?!

ディーンウィリアムズ(Dean Williams)ハーバード大学ケネディースクール教授による3日間のGlobal Change Agentコース@アカデミーヒルズを受けました。

人はいろんなレベルで社会の変化を感じている。「未知」と「予測できない」ことが日常になってきている。でも怖いから人は自分の「部族」に縮じこまって安心を求めようとする。

「部族」(会社、政府、組織、NGO, etc.)は問題を専門的に「テクニカル」に議論したりするけど、問題の「本質」は議論されない。「部族」の見方も認識も硬直してるから解決策はいつも似たりよったりで、問題は相変わらずそのまま。。。

部族は「長」に忠誠を誓って「長」に依存する。違う部族は自分の存在を脅かす存在にしか見えない。。。

最近世界で政情不安やナショナリズムが激しくなってるのは、世界の変化に対する「部族化」を求める人間の動きも関係してるとか・・・

企業の経営でも教育でも貧困解消プロジェクトでも同じパターンが生まれる。。。この部族化現象はチンパンジーと一緒なのだとか。。。(人間は98%チンパンジーとDNAを共有しているそうです。)

「部族」は「長」に簡単な答えを求めます。今度の「長」こそなんとかしてくれるだろうと期待しては失望します。。。かくして「長」はコロコロと変わります。追いやられたら困る「長」はニセモノの課題と答えを「部族」に示し、部族は迷走を続けます。トホホ。。。

ディーンはホンモノのリーダーとは答えを示さない勇気を持てる人だと言います。なぜなら、今の問題は複雑すぎて、リーダー一人が「正しい解」を示せるわけじゃないからです。

コース中ある実験が行なわれました。企業、大学、NGOなどの32人の参加者の反応は様々でした。場をコントロールしようとする人あり、早く答えを出そうとイライラする人あり、沈黙する人あり。。。

その実験自体に答えはなく、それによる学びは何だったか?というわけです。なんで自分はその時そういう行動をとったのか?=自分の反応(パターン)を知ることでした。人は答えがないという状態にかな~り不満や動揺を示すことがすごく表れた実験でした。

だから、それに対する自分の反応を知っておこうというわけです。そして相手の感情的な反応を予期して必要なケアをしようというわけです。

ブレークスルーは「境界」に関すること?!なぜなら。。。

【地球時代のリーダーシップ(2)】に続く

投稿者: blossomjp

80カ国以上もの人達が ー文化も言葉も職歴も違う人達が ー アフリカの僻地で出会い、突然「国連軍」として「国連警察」として「国連職員」として仕事を始めることになっった。。。 国連に「出稼ぎ」に来ている人もハーバード卒業の「エリート」もみんな一緒。カオスでにぎやかな現場で80カ国の人たちが一緒に平和を築くためには?!

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