セッションを有意義にするための10のポイント
1、コーチングを受ける目的を明確にする
2、自分にプレッシャーをかけない
人生の中で培われてきた長い間の習慣や思い込み、自分の考え方(認知スタイル)は、一回や二回のセッションで劇的に変わるものではありません。自分に過度の期待やプレッシャーをかけるのは効果的ではありません。逆説的に聞こえるかも知れませんが、「結果」はこうでなければいけないという思いを手放し、オープンな気持ちで臨む方が効果的です。長期的なスパンで考えましょう。
3、自分や他人を責めるのではなく、「リフレクション」を学ぶ
誰にも、受け入れるのが難しい自分の行動や体験があるものです。とくに、「失敗」だと思っていることを受け止めることはとくに嫌な気持ちがして、難しいと感じるものです。ただそんな時こそ、自分を責めたり、誰かを責めて一時的に嫌な気持ちを転嫁するのでもなく、形だけの「反省」でもない、ほんとうの「リフレクション」を学ぶ機会です。リフレクションとは、「事実」とそれに対する自分に「感情」や「反応」を切り離して、まず事実を整理し、理解し、より効果的な対応を学ぶことです。
4、「無理やりなんとかしよう」とするのではなく「効果的にいったん立ち止まる」
頭ではわかっているのに身体が動かない、気持ちがついてこない、または、「抵抗感」があるような気がする場合は、まずその状態を受け止め理解しましょう。そうした場合、無理やり自分を納得させようとしたり、なんとかしようとするよりも、そうした部分を受け止め、それを分かち合う(セッションでシェアをする)方が効果的です。それによってブレークスルーが起こることもあります。オープンに正直にシェアする姿勢が楽に進んでいくためのコツです。
5、人それぞれ体験がまったく違う。
セッションの内容やアプローチ、成果などは本当に人それぞれです。内容も結果もまったく異なります。人と比べる必要はまったくないので、自分自身の進歩と成長にフォーカスしましょう。
6、言葉で伝えられていることは10分の一にも満たない
私たちは言葉を通じてコミュニケーションをとりながら、同時に言葉を超えた部分でも多くのメッセージを互いに送り受け取り合っています。言葉で伝えられることは10分の1にもならない、とも言われています。言葉を超えて伝えあっていることにオープンになってみてください。
7、楽しむ
人が自分の人生に向き合い、新しい自分を発見していく様子、過程はとても感動的です。
自分が自分のために時間をとり、自分の課題や可能性に向き合っていく過程では(最初は問題解決や症状の改善がフォーカスであったとしても)、今までできなかったことができるようになったり、同じ出来事が自分の中でまったく違うように感じることを体験するかもしれません。
また、こうしたセッションを受ける過程の中で、人や本から自分の求めていたヒントを受け取ったり、偶然のような出会いやいろいろな形のサポートを受け取ることがあるかも知れません。そのような出会いや発見は大きな励みとなってくれるでしょう。さらに、自分の体験が誰かの役に立つことを発見するかもしれません。それはとても嬉しいことです。目的地に着くことだけが目的ではありません。こうした過程を楽しみましょう。
Life is a journey to experience, learn and to enjoy!